肥前びーどろ

一般的な宙吹き製法とジャッパン吹きの製作の流れを紹介

「宙吹き」の製作工程 「ジャッパン吹き」の製作工程 スペイサー
宙吹き模様

宙吹き技法の制作工程

型を取らずに一点ずつ吹いて製作する「宙吹き技法」の製作工程になります。
ここでは虹色シリーズの制作の模様になります。

玉取りまずは吹き竿にガラスを巻き付けます。
毎回均一に竿に巻き付ける作業だけでも技術を要します。

リン掛けでこぼこな表面を滑らかにし、形を整える作業。

色ガラス付け透明なガラスに色ガラスを付けて色をまとわせます。

宙吹き(息を入れて成形)慎重に息を吹きいれて大きさを整えていきます。
これが一般的な宙吹きの代表的な作業になります。

底付けグラスの底になる部分を作ります。

ポンテ付け底に竿を付け変えるポンテ付けという作業。
今まで竿がついてた部分を飲み口にします。

飲み口作りそして飲み口になる部分を開いて成形していき完成になります。

完成品完成した虹色グラス。
宙吹きガラスならではの柔らかな風合いが特徴となります。

スペイサー

「ジャッパン吹き」の制作工程

ジャッパン吹き

現在では肥前びーどろにしか継承されなかったガラス製の吹き竿を使う幻の伝統技法「ジャッパン吹き」の制作工程をご紹介します。

玉取りまずはガラス製の吹き竿にガラスを巻き付けます。
急いでやらないと竿が溶けてしまいます。

リン掛けでこぼこな表面を滑らかにし、形を整える作業。

宙吹き(ジャッパン吹き)丸くなったところで慎重に息を吹きいれて大きさを整えていきます。これが一般的な宙吹きの代表的な作業になります。

板に当てての吹き作業板に当てながら底の部分を作ると共に全体的な丸みのある形状を作っていきます。

波ロック最も特徴的なところが、この吹き竿を2本同時に扱うこのシーンです。
注ぎ口の部分を2本目の竿を使い取り付ける作業です。

波ロック2本の竿を使い注ぎ口の形を整えていきます。

波ロック最後に注ぎ口の先を切り落として吹きの工程は終了です。
実はこの後もかなり加工を行いますが、ここでは割愛します。

波ロック完成したガラスのかんびん
焼き戻しすら行わない表面は艶があり、独特の色合いを放ちます。

スペイサー
スペイサー
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